コラム
バティックの種類と価格の違い
同じ大きさの布でも、価格が違うのはなぜ?
伝統的なろうけつ染めのバティックを見ていると、同じくらいの大きさでも、価格に大きな違いがあることに気付くかもしれません。
その違いには、模様を描く方法や、染める工程、使われている生地などが関わっています。
一枚の布が仕上がるまでに、どのような手仕事が重ねられているのか。色柄とともに、そのつくられ方を知ると、価格の違いや、それぞれの魅力が見えてきます。
手で描くバティックと、型を使うバティック
手描きの「バティック・トゥリス」は、「チャンティン」という道具を使い、布にろうで線や点を描いて染めるものです。
細い線を引いたり、小さな点を置いたりしながら、模様を一つずつ描いていきます。細かな柄を布いっぱいに描くには、職人の技術と根気、長い時間が必要です。

一方、「バティック・チャップ」は、模様をかたどった銅製の型にろうを付け、布に押してから染める方法です。
型を使って模様を繰り返し付けられますが、柄がつながるように位置を合わせ、ろうを均等に置くためには技術が求められます。手描きと型を組み合わせたものもあります。
どちらも、ろうを置いた部分が染まらない性質を利用する、伝統的なろうけつ染めです。
重ねた手仕事が、価格にも表れます
手描きのバティックは、一般に、型を使うものより模様を描く時間がかかります。その手間が、価格にも反映されます。
ただし、手描きであれば、どれも同じ価格になるわけではありません。
大きな模様を描くものと、細い線や小さな点を幾重にも重ねるものでは、必要な作業が異なります。色を染め分けるために、ろうを置いて染める工程を繰り返すこともあります。
さらに、使われている生地によっても価格は変わります。製法だけでなく、模様や染めの工程、素材を合わせて見ることが、その一枚を知る手がかりになります。
一枚の布に重ねられた仕事を楽しむ
細かな線の流れや、繰り返される模様、色の重なり。バティックを近くで眺めると、全体の柄だけを見ていたときとは違う魅力に気付きます。
Rosilyが訪ねたジャワ島・ソロでは、職人がチャンティンでろうを置き、模様を描く姿を見ることができました。町を歩くと、壁にも色柄の異なる布が飾られ、バティックが身近にある風景に出会いました。


価格の違いを知ることは、その布に重ねられた仕事を知ることでもあります。
好きな色柄に惹かれたら、どのようにつくられているのかにも目を向けてみてください。職人の手仕事を思い浮かべながら、ご自身が長く楽しみたいと思える一枚を選んでいただければうれしく思います。
Rosilyのバティックに出会う
商品ごとの説明をご覧になりながら、お気に入りの色柄をお探しください。商品一覧では、ろうけつ染めとプリントの両方をご紹介しています。
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