Rosilyのアタ製品は、すべて注文生産です。
技術の高い職人だけに、Rosilyの希望を伝え、伝統工法のみで作っています。
バリ島やカリマンタン島の植物「アタ」だけを使い、トゥガナン村の職人が編んでいます。
編み上げてから、釜で燻して天日干しする、手間隙のかかる伝統工法を守って作っています。
私たちは「買い付け」を行いません、全て「注文」しているのです。
アタ製品とケタック製品。
バリ島のトゥガナン村で作られたものが「アタ製品」と呼ばれています。
ロンボク島で編まれたのは、アタとよく似た植物ケタックで編まれており、「ケタック」と呼ばれています。細かく割けないためにアタよりも太くなり、また職人の腕によって綺麗に編めない場合も多いです。(※ 植物の産地、職人の技術、化学品仕様の有無など複雑に絡み合い、完全な定義は難しいです)
大手販売店では、品質表示シールに「ケタック」と記載して販売しています。
ケタックは、安価に大量生産ができ、また素朴な風合いを良しとする方もいます。ケタックが悪いと言うことではありません。
粗雑に作られた多くのケタックが「アタ製品」として売られており、アタ製品に対して良い評価を持ってい方が多いのです。
私たちRosilyは、ぜひ本物のアタ製品を見ていただきたいのです。
現地で買い付けを行うと・・・
どれだけ探しても、良いものがありません。
塗料やニスを塗ったり、防虫剤・防カビ剤を塗ったり。
残念ながら、そんなアタ製品が増えています。
私たちが考える「本物のアタ製品」は、どんどん少なくなっています。
良い職人が減っています。
買い付けバイヤーの中には、こんなリクエストをする人もいます。
「急いで作って欲しい」「安く作って欲しい」
急いで作ると形が歪み、また雑な仕上がりになってしまいます。
それを誤魔化すためにボンドを塗って形を整形し、塗料やニス、漆・柿渋などを塗っています。
手間のかかる燻しの工程を省き、代わりに防虫剤・防カビ剤を塗ります。
無理なリクエストをして、安易な技法に走らせることにより、良い職人がどんどん減っています。
本物のアタ製品だけを販売する。
バリ島とRosilyの未来のために。
私たちRosilyの使命だと考えています。